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ぺギー・スー/Peggy Sue
「バディが死んで、ロックンロールは終わった」ジョージ・ルーカスが『アメリカン・グラフティ』で言わせたセリフだ。
エルヴィスによって爆発したロカビリー。憧れ追いかけたのはクリフ・リチャード、リッキー・ネルソン、フェビアン他数知れぬ。されど誰ひとりとして叶わなかった。エルヴィス独特のブラッキーなフィーリングは、エルヴィスの生活によって育まれたものであって、その意味からして、土台真似のできるような代物ではなかった。
それと比べるとカール・パーキンスや、バディ・ホリーは比較的親しみやすい存在だった。それを一番知っていたのはビートルズかも知れない。第一線で突進していた連中が一斉に姿を消すという異常な事態でロカビリー壊滅に追い込まれた後に現れたイギリス勢のバンドスタイルの原型がバディ・ホリーとクリケッツだった。リードボーカル1、ギター2、ベース1、ドラム1がバディ・ホリーとクリケッツのスタイル。いまでは珍しくない編成だが、ロカビリーの編成はそうではなかった。エルヴィスにみられるようにリードボーカル1、生ギター1、電気ギター1、スタンディング・ベース1、ドラム1が典型であった。
エルヴィスをあきらめた”クリフ・リチャードとシャドウズ”はビートルズ前夜のその明確な回答だったかも知れない。<ぺギー・スー>はエルヴィスとビートルズをつなぐ上で、つまりロックンロールを特異な才能に依存しない日常のものにする上で重要な役割を果たした曲だ。いま世界中で、壊れたビルのすみで練習をしているロック小僧にとって、勇気をくれる曲なのだ。本当のところ。。
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